雲の王国(ひとりの時間に考えたこと)

30代。日々考えていることのあれこれ。ひとり時間の楽しみ方とか綴ってます。

結婚にファンタジーを求めてはいけない(人は魅力でしか縛れない)

今年はなんだか「不倫」がやたらホットワードとなっている。人は皆、大なり小なり、男女関係のいざこざがあるもんなので、週刊誌は話題がなくなったらその辺をつつけば何かしら収穫があるのだろう。と、私は思っている。

 

けど私が今日、言いたいのはそのことではない。

 

「不倫」の話題が出ると「それはひどい」と非難する人がいる。「結婚」とは男女が永遠の愛を誓うもの、「不倫」はそれに対しての裏切りという前提の考えがあるから、そのような意見が出るのであろう。

 

「不倫」の良し悪しは置いておくとして、私はあんまり「結婚」にファンタジーを求めちゃいけないと思っている。結婚は法律上で配偶者となる契約であり、「あなたを一生好きでいます」という契約ではない。その甘い言葉はウェディング業界のCMのキャッチコピーであり、それに惑わされているため「結婚」という契約は愛の契約だと思ってしまうのだ。かつての私も恥ずかしながらそう思っていた。

 

社会の仕組み(主に税金とかお金の問題や、子供を育てることに関してとか)は「結婚」することで生活が有利になるように設定されているため、結婚することでこの社会が生きやすくなると私は思っている。

 

でも、社会の仕組みが昔のまんま(男女が結婚し、男は働いて家計を支え、女性が家事育児をする。三世代同居とかetc)だから、シングルマザーは大変で、共働きをしたい夫婦は保育園に預けることが難しくて女性が仕事を諦めたり、独り身だと老後が大変という問題が出てきてしまうのだ。

 

多様な生き方が増えているこの時代に、「昔のまんま」の社会の仕組みは生きにくくなってきているのも現状だ。一概に結婚が社会的に有利かどうかは言えない状況もあるとはいえ、それでもまだまだ結婚した方が(特に女性は)生きやすいのはないだろうか。

 

あとは「世間の目」。「結婚したら一人前」「独身だと何か問題があるんじゃないか」とかそういう考えを持っている人もいるからね。会社や親戚からそう言われたり、見られたりする煩わしさは「結婚」することでなくなるだろう。

 

さて、話を戻すと、私は永遠の愛を誓うのはやっぱり当人どうしの気持ちの問題だと思っている。私の好きな言葉に「人は魅力でしか縛ることができない」という言葉がある。これは元銀座ホステスで「小悪魔」として名を馳せた蝶々さんの言葉。男女関係、もっと大きく言うと人と人との純粋な繋がりって、この言葉通りだと思うんだよね。

 

結局はその人の魅力に惚れているかどうか。それがお互いがいつまでも相手を好きでいられる一番の秘訣なんだろうなと思う。だから「結婚」なんて法律上の契約で心を縛ろうなんてのは到底、無理な話だと私は思う。「結婚したのだから、私はこの人をずっと一生好きでいなくてはいけない」という理性によってだったら、苦しくなりそうだ。私なら窒息する。

 

「好きなのはあの人に魅力があるから」という理由の方が精神衛生上、とても良いと蝶々さんも「ポン女革命(著者:蝶々)」の中で書いていた。まさにその通りだと思う。もちろん何に魅力を感じるのかは人ぞれぞれだけど。優しさとか、面白さとか、真面目そうに見えてちょっとマヌケなとこが可愛いとか、笑顔が良いとか。誰にだって「魅力」はあるのだから。

 

もちろん「結婚」の契約そのものを否定しているわけではない。今の世の中を生きやすくしてくれるであろうメリットもあるし、この人と一蓮托生で人生を添い遂げることが愛の証だという考え方もあるかもしれない。

 

こんなことを書いといてこう言うのも何だが、私だって「結婚」という称号がほしい。そう、私にとって結婚とは「称号」でもあるのだ。そしてやっぱりそれが自分の好きな人とだったら嬉しい。

 

今の私は結婚に対して半分は現実的な考えで、半分はファンタジー(永遠の愛)を願っているところはあるのかもしれない。でも、その根底には「結婚」はあくまでも法律上の契約であり、愛を永遠にできるかどうかは「人は魅力でしか縛れない」の言葉通りと私は思っている。

 

私は独身だからこんなことを思うのかな?既婚者の人からしたら経験も踏まえた上での意見があると思うけど、それでも人それぞれの考えがあるんだろうな。

 

夫婦や家族、色んなことがあるけど悩みながらも楽しそうにしている人を見たり、その生活の様子をブログで読んだすると、やっぱり共に人生を歩む人がいるということは良いことだなぁとつくづく思ったりする。

 

あぁ、やっぱり結婚したいなぁ(今日一番言いたかったことはコレ)。

 

おわり 

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↓こちらの記事でも私の心の叫びが炸裂。